軟包材の製造・デザイン・印刷「包材・フィルム.com」

錠剤のサプリメントパッケージの主な種類と特徴

まずは錠剤のサプリメントパッケージの主な種類と特徴をご紹介します。

スタンドパウチ

スタンドパウチとは、自立するパウチ袋のことをいいます。袋の底にマチ(ガゼット)をつけることで自立するように作られています。サプリメント以外にも、医薬品やシャンプーの詰め替え用パック、レトルト食品のパスタソース、お菓子などさまざまな用途で使われ、普及しています。
自立可能である点から、店頭の商品棚などに陳列しやすく、ディスプレイ性に優れるのが特徴です。
 
錠剤タイプのサプリメントによく使われるスタンドパウチが「三方チャック袋」です。これは底と両脇を貼り合わせた袋で、上部はチャック付きになっており、開けたり閉めたりできる、簡易的な開閉機能が備わっています。毎日1~2錠ずつ、継続的に摂取するタイプのサプリメントに向いています。
 
三方がしっかりとシール(開口部を閉じること)されているため気密性が高く、さまざまな素材を使用してバリア性を高めやすいのが特徴です。
 
よくあるのが、防湿性や遮光性のあるアルミパウチやクラフト紙などを使用した袋です。
表面や裏面にはラベルを貼り付けたり、直接印刷したりします。

ボトル(瓶・プラスチック)

大容量や保存性重視の場合、ボトル形状が使われることがあります。ガラス瓶やプラスチックボトルなどの種類があります。
 
瓶は湿気や光、汚染を遮断でき、気密性も高いため、比較的保存期間を長くできます。透明性の高いもののほか、遮光性の高い色付きのものもあります。
 
瓶とプラスチックのどちらもボトルの周りにラベルを貼り付けるのが一般的です。また紙箱に入れて販売することが多くあります。

それぞれのパッケージの特性を比較

では、スタンドパウチ(三方チャック袋)とボトル(瓶・プラスチック)を錠剤のサプリメントパッケージとして選ぶ際に、どのような違いがあるのかを比較してみましょう。

スタンドパウチ(三方チャック袋) ボトル(瓶・プラスチック)
品質保持力 高い 高い
視認性 低い 透明瓶は高い、色付き瓶は中程度、プラスチックは低い
携帯性 高い 普通
コスト 抑えやすい 比較的高い
開封性 高い 高い

品質保持力

品質保持力とは、気密性、ガスバリア性、防湿性、遮光性、耐衝撃性など品質を保てる性能が備わっているかどうかです。どちらのパッケージも錠剤のサプリメントのパッケージとして定番となっていることからもわかる通り、品質保持力は保証されています。素材を選ぶことにより、性能を付加することができます。

視認性

視認性とは、主に「中身が見えやすい」「ラベルデザインや印刷でどんな商品かわかりやすい」という性能を意味します。
 
スタンドパウチは遮光性を高めるためにアルミ箔を用いることが多いため、中身が見えず、その意味での視認性はありません。しかし表面にラベル貼付または印刷することで、どのようなサプリメントなのかをわかりやすくすることはできます。
 
ボトルは透明性の高い瓶であれば視認性が高く、色付きだと少し劣ります。プラスチックボトルは透明性の高いものでなければ完全に見えない状態になります。
いずれもラベルを貼付することで、どのようなサプリメントなのかをわかりやすくすることができます。

携帯性

携帯性、つまり「持ち運びやすさ」は、どちらのパッケージも高いといえます。強いて言えば、瓶のボトルはスタンドパウチやプラスチックボトルと比べて重くなるため、多少携帯性に劣ります。

コスト

製造コストについては、資材コストで比較すれば、瓶はコスト増しになる傾向があります。その点、パウチは資材として価格を抑えやすいです。また、輸送や保管時に瓶よりパウチのほうがスペースを縮小できるため、輸送・保管費用を含めたトータルコストの削減につながることもあります。

開封性

開封性は「開けやすさ」です。どちらのパッケージも大差はなく、開けやすいといえます。

失敗しない!錠剤のサプリメントパッケージ選びのポイント

錠剤のサプリメントのパッケージは、さまざまな要素を加味して選定する必要があります。そこで、主に押さえておきたい選定ポイントをご紹介します。

ターゲットの服用シーンで選ぶ

パッケージを選定する際にまず押さえておくべきなのは、「誰がどのように利用する製品なのか?」という視点です。まず製品のターゲットを絞り込みます。その上で、そのターゲットの製品を利用するシーンを考えます。自宅なのか外出先なのかで選ぶパッケージの形状や性能は変わってくるでしょう。
 
また視認性や開封性はできるだけ高いほうがターゲットにとって利便性がよくなります。デザインは、ターゲットの年齢層や嗜好性にあわせて検討しましょう。

成分の安定性で選ぶ

サプリメント成分が劣化しないよう、できるだけ長く品質を保持できるものを選ぶ必要があります。例えば密封性や気密性が高いことで、外部からの雑菌や湿気、酸素などの侵入を遮断できるため、成分を保持しやすくなります。
万が一破損することも考え、耐衝撃性などの破けにくさ、壊れにくさの性能も備えておきたいところです。

【最新トレンド】サステナブルなパッケージ

近年は、地球環境への配慮の取り組みが重要視されており、企業の社会的責任や投資家からの要請などさまざまな観点から経営戦略としてパッケージの選定も検討されています。
 
このような背景から、サステナブル(持続可能)な錠剤パッケージとして、バイオプラスチックと呼ばれる再生可能な素材の利用が進んでいます。

バイオプラスチックとは?

バイオプラスチックとは、植物などの再生可能な有機資源を原料とするプラスチックです。
 
例:バイオPE(ポリエチレン)、バイオPP(ポリプロピレン)、バイオPET(ポリエチレンテレフタレート)
 
従来のプラスチック原料である石油などの化石資源と比較すると、1~10年など短いサイクルで再生産できるため、再生可能性が高いのが特徴です。

脱プラスチックとバイオプラスチックの採用事例

ある食品メーカーは、パッケージの脱プラスチックを推進することで、脱炭素化を進めています。取り組みの一つとして、スタンドパウチのプラスチック素材をバイオプラスチックに変更しました。同時にパッケージの印刷を植物由来のバイオマスインクに変更し、より地球環境に優しいパッケージを実現しています。

まとめ

錠剤のサプリメントパッケージを選定する際には、中身の品質保持や視認性、携帯性、コストなどのさまざまな選定基準を用いることをおすすめします。その上で、ターゲットの利用シーンを検討することが、何より重要なことです。
 
しかしながら、選定からデザインまで考えるとなると、検討事項が多くなります。その際は丸信にご相談ください。丸信では、最適なパッケージ形状・素材・デザイン全てをワンストップでサポートし、制作可能です。ぜひお気軽にご相談ください。

その他の基礎講座

お役立ち資料

お問い合わせ、
お見積もり、ご相談

どのようなこともわかりやすく説明します。

お電話・FAXでのお問い合わせ

0120-960-254
平日 9:00~17:00(定休日:土・日・祝日)
FAX番号 0942-45-2764