レトルト食品袋

レトルト食品袋とはレトルト食品袋とは、レトルトパウチやレトルトパックとも呼ばれ、加圧加熱殺菌（レトルト殺菌）に対応した袋のことを指します。加熱温度に応じて、以下のように分類されます。

100℃以上で殺菌をかける
- セミレトルト（115℃で30分）
- レトルト（120℃で30分）
- ハイレトルト（121℃以上で30分）

レトルト食品袋を選ぶ際は、どの温度まで耐える必要があるかを検討することが必要です。

レトルト食品袋の特長

レトルト食品袋の特長①

レトルト食品袋は高い耐熱性が求められます。食品を保管する際によく使用されるポリエチレン袋の耐熱温度は一部を除き一般的に100℃前後です。そのため、内容物を入れレトルト殺菌を行うことができません。

一方、レトルト食品の袋は高い耐熱性を持っているため、そのままレトルト殺菌することが可能です。

レトルト食品袋の特長②

レトルト食品袋は、食品の劣化を防ぐために炭酸ガスや窒素ガス、酸素ガスを透過しにくい高いガスバリア性を持っています。

また、遮光性が高いことも特長です。食品は紫外線や酸素の影響で品質が低下することがあるため、これらを遮断することが食品の品質を維持するために重要です。

レトルト食品袋の特長③

レトルト食品の袋内の食品は無菌状態で密封されているため、菌の増殖を心配する必要がありません。常温で流通が可能なため、コストを抑えながら大量に輸送することができ、物流面でも非常に便利な食品袋と言えます。

アルミ箔のレトルト食品袋の特徴

レトルト食品袋は多層構造となっており、一般的にPET（ポリエチレンテレフタレート）、アルミ箔、ポリプロピレン、NY（ナイロン）から構成されています。アルミ箔は高い遮光性を持つため、食品の品質を維持するのに役立ちます。また、透明なフィルムを使用したレトルト食品袋と比べて、コストを抑えて生産することができます。

透明なレトルト食品袋の特徴

上記同様、一般的に、PET（ポリエチレンテレフタレート）、ポリプロピレン、NY（ナイロン）から構成され、アルミ箔の代わりに透明蒸着フィルムを使用します。透明であるため、中身が視認でき、消費者に安心感を与えることができます。しかし、アルミ箔と比較すると遮光性・ガスバリア性というデメリットがあります。

耐熱性・耐久性の確認

レトルト食品袋は高い耐熱性と耐久性を持つことが特長ですが、使用する素材やその配分により、耐熱性や耐久性は異なります。どの程度の耐熱性・耐久性が必要かを検討した上で、適切なレトルト食品袋を選定しましょう。

包装形態の検討

レトルト食品袋には、平袋やスタンディングパウチなどの包装形態があります。近年ではスパウト付きのものなど、種類が増えています。ターゲットや利用シーンに合わせて、最適な包装形態を検討することが重要です。

透明・不透明のメリット・デメリットを理解

レトルト食品袋には、アルミ箔からなる不透明な袋と、透明蒸着フィルムからなる透明な袋があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。食品の品質維持を最優先する場合は不透明な袋を、中身が見えることによる安心感を与えたい場合は透明な袋を選ぶといった形で、ターゲットに合わせた適切な選定が必要です。

脱プラスチック、環境配慮を検討

地球温暖化の問題を背景に、SDGsなどの後押しもあり、環境意識が高まっています。レトルト食品袋についても、できるだけプラスチックを減らす方法を考えましょう。

丸信では、お客様のニーズに合わせた最適なレトルト食品袋のご提案ができますので、お気軽にご相談ください。

世界的に認められたデザイン力

専門のデザインチームがあり、最新のトレンドを取り入れつつも、オリジナリティあふれる作品を創出しています。世界ラベルコンテストで最優秀賞を受賞した高い技術力で、ただ美しいビジュアルの包材を提供するだけでなく、市場での差別化を図ることが可能です。

確かな提案力で商品開発段階からサポート

長年の経験と実績に基づき、内容物にあう最適な軟包材の仕様から素材やデザイン、特定の製品の保護や耐久性、視覚的な魅力を強調したパッケージング、製造プロセスまで幅広く提案します。また商品開発段階からのサポートが可能で、商品に最適な軟包材をご一緒に制作させていただきます。

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目次

レトルト食品袋の特長

レトルト食品袋の特長①

レトルト食品袋の特長②

レトルト食品袋の特長③