パンの種類とよく使われるパッケージ
パンは次のように、様々な種類があります。
パンの種類
・食パン:山型食パン・角食パンなど
・食事パン:フランスパン、ロールパン、ライ麦パン、クロワッサンなど
・惣菜パン(調理パン):カレーパン、サンドイッチ、焼きそばパンなど
・菓子パン:あんパン、メロンパン、クリームパンなど
・蒸しパン:蒸しパン(プレーン)、黒糖蒸しパンなど
・ペストリー:パイ、デニッシュなど
それぞれに最適なパッケージが利用されています。常温保存のパンだけでなく、冷凍パンも販売されており、冷凍に耐え得る特別なパッケージが求められています。
パンのパッケージの種類
一般的なパンのパッケージの種類をご紹介します。
・個包装のOPP袋やIPP袋
食パンや一部の食事パン、菓子パン、惣菜パンなどは、一つ、または数個入りの個包装が利用されることが多くあります。
よく使われるのは、フィルムの両端や三方を熱で溶着して密閉性を高めたOPP袋やIPP袋です。
OPP袋はパリッとした感触と高い透明性が特徴で、高級感のある材質のパッケージです。IPP袋はOPP袋と比べて柔らかく、よく食パンの袋として利用されています。どちらも防湿性を高めやすく、パンのパッケージとしてよく利用されます。
・サンドイッチ・惣菜パン向けの開封性の高いパッケージ
サンドイッチや惣菜パンはランチなどの際に、その場で開封して手軽に食べられるよう、開封性の高い加工が施されることがあります。また陳列時に立てて並べることができるよう、自立性を備えるものもあります。床材のトレーと組み合わせて内容物の崩れを防ぐ工夫を施すこともあります。
・長期保存・バリア包装
長期間の保存のために、バリア性を高めたパッケージが利用されることがあります。脱酸素剤やアルコール揮散剤を入れ、保存性を高める場合は、適した素材のパッケージが求められます。
・紙袋
フランスパンなどのハード系パンは、紙袋が使用されることがあります。焼いた後、パンからは水分が蒸発していますが、袋の内部で湿気が外に逃げにくいプラスチックフィルムでは、パンがふやけてしまうため、避けられています。
パンのパッケージに必要な条件
パンのパッケージに必要な条件として、主に次の3つがあります。
防湿性
先にもお伝えした通り、パンは焼いた後、水分が蒸発し続けています。その結果、パンにパサつきが生じてしまいます。このことから、できるだけ袋内部の水分の蒸発を防ぐ性能、防湿性が求められます。
防湿性の高い材質のパッケージを用いれば、パンのしっとり感や風味をより長く保持することが可能です。OPPやIPPなどのフィルム素材に備わっています。
耐油性
パンの中には、バターなどの脂分の多い材料を用いたものや、カレーパンなどの揚げ油で揚げたものがあります。これらのパンは脂や油がパッケージの外部に染み出すのを避けるために、高い耐油性を持つ素材が求められます。耐油紙や外側に紙や化繊紙を使用し、袋の内側に耐油性を持つPEやCPPをラミネートして使用することが多くあります。これにより、食品を直接入れることができます。
バリア性
バリア性とは、外部からの酸素や湿気から守る性能です。酸素や水蒸気をできるだけ透過しない高いバリア性を持つフィルムは、長期保存のパンによく利用されます。
一般的なフィルムのほか、酸素透過性を高めるために脱酸素剤を一緒に入れる場合は、それに対応する袋が求められます。
パンのパッケージ制作・選定のポイント
パンのパッケージを制作したり、選定したりする際には、ぜひ次のポイントを押さえて進めましょう。
透明性を高める
パンには、よく透明度の高いパッケージが利用されています。理由は、パンの色つやや形状を明確に目視できるようにするためです。美味しそうに見せるのはもちろんのこと、内容の品質の確認が消費者自らできるようにする目的もあります。透明度が高いのはもちろんのこと、シワが少なく、光沢もあって、商品をより美しく見せる材質を選ぶのをおすすめします。
「オノマトペ(※)」を重視する
パンのパッケージのデザインに施すキャッチコピーなどには、「しっとり」や「ふんわり」などのオノマトペを利用するのも良いでしょう。例えば、パッケージに「ふんわり」と記載されている食パンは、実際に食べたときのふんわり感を想起させ、購買意欲アップに寄与します。
※外界の音や鳴き声などの擬音語と、物の状態や動き、心理状態、感覚などを表す擬態語の総称。
素材感・鮮度(焼き立て)感
パンの中には、小麦や牛乳、バターなどの素材の魅力を引き立てる商品も数多くあります。そのような素材をパッケージに施しておくことで、より素材感を引き立てることができます。また、鮮度の高さや焼き立て感をアピールするために、ベージュやブラウンなどの暖色系のカラーを利用する方法もあります。
パンのパッケージデザインのチェックリスト
パンのパッケージデザインを行う際は、ぜひ次の4つのチェックポイントを押さえて進めましょう。
【パンのパッケージデザインのチェックリスト】
□ブランドイメージは反映されているか
□コストパフォーマンスを考慮しているか
□法規制はクリアしているか
□環境配慮の視点を持っているか
ブランドイメージは反映されているか
ブランド商品であれば、ブランドイメージが適切に反映されているかの確認が必要です。単体で見たときにはそれほど問題にはならないかもしれませんが、スーパーなどの棚に並んだときに他の商品と比べて「あのブランドのものだ」と瞬時に把握できるような要素があれば、消費者の目にとまりやすくなるでしょう。また、覚えてもらいやすくもなります。
コストパフォーマンスを考慮しているか
先述の通り、パンのパッケージには様々な条件があるため、複数の条件を満たしたパッケージ制作を進めたくなります。しかし、すべての性能を盛り込むとなると、どうしてもコストが上がってしまいます。ターゲットや販売場所、販売見込みなどを想定し、コストに見合っているかの確認をしましょう。そうすればコストパフォーマンスの高い最適なパッケージを実現できます。
法規制はクリアしているか
一般的に、食品パッケージには、食品表示法に基づいて適切な表示を行う必要があります。容器に入れず、消費者に対面販売する場合は、表示しなくて良いケースもありますが、確認が必要です。各種法規制がクリアできているかを必ず確認しましょう。
環境配慮の視点を持っているか
近年はパッケージに環境性能が求められています。例えば脱プラスチックが叫ばれる中、できるだけプラスチックの量を減らす包装にする、環境負荷の低いプラスチックを利用するといった環境配慮の観点を盛り込むと良いでしょう。消費者の好感度が高まり、購買促進やブランドイメージの向上などの良い影響ももたらします。
まとめ
パンのパッケージは、パンの品質を保持するため、消費者の利便性を高めるため、購買意欲を向上させるためなど、様々な目的を踏まえて工夫をすることが大切です。しかし、初めての場合は、お困りのことも出てくるのではないでしょうか。その場合は、丸信にお任せください。
丸信では、パン商品に最適なパッケージ形状・素材・デザインを全て、ワンストップで制作可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
下記のページでは、パン包装の特徴や用途・タイプ別のパッケージ選定の方法、パン包装に使われる素材などを詳しくご紹介しております。ぜひご覧ください。